Red Rose Speedway[レッド・ローズ・スピードウェイ] / Paul McCartney & Wings[ポール・マッカートニー&ウィングス]

Red Rose Speedway[レッド・ローズ・スピードウェイ] /
Paul McCartney & Wings[ポール・マッカートニー&ウィングス]


1973年、みの吉がRockに目覚めた頃である。

その頃すでにBeatlesは解散していて、ビートルズ関連は何もかもが後追い状態だった。

ひとしきりビートルズを経験した後、それぞれのソロワークにも興味津々。

ビートルズ4人の中では、ポールマッカートニーの声や歌い方、作る曲が大好きで、

ソロにも大いに期待したものだ。


映画”Let it be”を観る限り、ビートルズの音楽的主導権はポールが持っているのは明らかで、

ぶっちゃげポールさえいればビートルズのような音楽はいくらでも出来るのだろう本気で思っていた。


ポールのソロアルバムを聴き終えたとき「うん?」「あ~~れ??」としばし混乱。

(何だこれは・・・何かかが違うなぁ~・・・)

楽曲はそれぞれ良く出来てはいるし、歌もポールマッカートニー節だし、

ベースもまさにポールだけれど、何かが足らないのよ。

あたり前なのだが、ビートルズはあの4人がいないとダメなんよね。

そのことを痛感したあるばむであった。

バンドって不思議な生き物だと思う。

ポールに限らず、モンスター級ロックバンドの主要メンバーの

ソロアルバムが本家バンドを凌駕したと言う人をあまり知らない。

マイケル・ジャクソンとオジー・オズボーンぐらいか?

マイケル・シェンカーは微妙だし、キッスのそれぞれのソロアルバムも

キッス以上の出来栄えでもないと個人的には思う。

サザンオールスターズの桑田バンドもサザンほど成功していないように個人的には思う。

ましてや、みの吉のソロアルバムなんて・・・・ぎゃ!

バンドって何なんやろね?(笑)


と言うわけで、ビートルズを期待してポールソロを聴くと若干肩透かしを食らうけれど、

全く別物として聴けばかなり良い作品である。

とても穏やかな曲のオンパレードで、ポールマッカートニーの人柄が表れているような気がする。

何かのインタビュー(Music Lifeだったかな?)で

ポールが「僕はバラードがやりたい」と発言していて、

「バラードってなんやろ?」と悩んでいた頃が懐かしい(笑)


さて、このアルバムの代表曲はMyLove[マイラブ]である。


実はこの曲には思い出がある。

中学生だったころ3年間想い続けていた女の子がいた。

同じクラスになったことも無い子だったけれど、一目惚れだったんよ!

彼女の前では何も言えず、告白なんて出来ないまま3年が過ぎた。

写真が趣味の級友に彼女の写真をこっそり撮ってもらったり、

彼女と同じクラスの友人に密かに「二井原ッちゅう奴が好きや言うてるで」と伝言してもらったり・・・

かなりの屁たれっぷりのみの吉であった(涙)

中学卒業間近になって彼女に「告白」することを決意。

ある日の放課後、彼女を呼び出して「ずっと好きでした」と告白しながら、

ポールの”My Love”のシングルレコードを手渡した。

その時、彼女は何も言わず僕を見つめながら「ありがとう」と言ってくれた。

シングルレコードをあげるのが精一杯で、気の利いた会話すら

出来ずに逃げるようにその場を去った(青春)

かなりの屁たれっぷりみの吉であった。

1週間が過ぎた頃、彼女が僕に会いに僕のクラスに来た。

「二井原君!」彼女が僕の名前を呼んだ。

僕は心臓が張り裂けるほどに嬉しかった。

廊下に出てみの吉「あぁ~・・・」と言ったきり言葉が出てこない。

かなりの屁たれっぷりみの吉であった。

彼女も何を言って良いか分からないみたいだ。

彼女は振り絞るように

「あの・・・このレコードありがとう・・・」と言って

そのまま逃げるように去って行った。

(えっ!こ、このレコード貸した訳ではないのに・・・)

その時、みの吉の「初恋」はシャボン玉のように終わった(涙)


みの吉

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